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リマ 『THIS WORLD』

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リマ『This World』

RIMA 『THIS WORLD』

 ここ数日暗い色合いのジャケットばかりを紹介していたので、今日は少しカラーの入ったものを。この幾何学ジャケット、カッコイイですよね。よく見ると(上のジャケ、クリックすると拡大します)手書きなんですよ。

 それはさておき、エレクトリック・フュージョン、今日も和み系です^^。ウエスト・ロンドンを中心にクリエーターとして精力的な製作活動をしているDomu(ドムことDominic Stanton ※ガンダム関係なし)と、イタリアで「Neroli」と「Archive」という2つのテック系ブロークン・ビーツ/ハウス・レーベルを主宰するVolcov(ヴォルコフことEnrico Crivellaro)による双頭ユニットRIMA(リマ)。こちらは2003年リリースの彼らの1stとなるオリジナルアルバム『ディス・ワールド』です。

 歌を積極的に取り入れていて、ソウルフルで密かにダンサブル。激しく踊るというよりは、テンポを問わずゆったり自然に体が動くグルーヴ感。かなり緻密な作りながら、ジャズ/フュージョンはたまたワールド・ミュージックの感触も持ち合わせた一応ハウス・ベースの作品。熱くないのでBGMにも最適だと思います。オススメ!(←いつもか・・・)

 こちらが試聴です。私的おすすめは、イアン・オブライエンのKeyをフィーチャーした古き良きフュージョン2、コード・ワークとバウンシーなリズムが印象的な3、軽くムーディーなジャズ8、熱くなくソウルフルな歌モノ「Subdued」9、トライバルなイントロが素敵な11、アップテンポで滑らかなハウス「Real Love」12、リズムがマニアックで気持ちいい15曲目です。

 ドムとヴォルコフ2人のDJ/クリエイターの大人な仕事っぷりを感じます・・・
 今作はそれまでリミックスを中心にやってきたRIMAの、待ちに待ったオリジナル・アルバムでした。リリースはジャザノヴァの主宰するJCR(ジャザノヴァ-コンポスト・レコード)からです。なるほど納得、高品質な未来系ジャズ具合です。

 あまり音に関する比較は書いてこなかったけれど、わかりやすく言えばチャリ・チャリ辺りの音からオーガニック度を少し引いて、ハウス度をその分足した感じです。どちらかというとちょっとヒンヤリした空気が心地よい1枚。

 ジャズ・ソウル・エレクトロの高次元での融合(フュージョン)音楽をぜひお楽しみください。

 ちなみにJCRのRIMA紹介サイトはこちら。サイト下部に結構試聴もありますので、興味のある方はぜひ。→RIMA

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コメント
この記事へのコメント
Volcovはあんまり知らないけど、DOMUは色んな名義で活躍していますよね。
ハウス、テクノ色の強いフューチャージャズなので自分的には聴きやすい音です。
イアンオブライエンは他人に手を貸すぐらいなら、さっさと新作を出してくれよと思います。。。
2006/07/11(火) 00:10 | URL | マチュ #nl8dVdtI[ 編集]
DOMUのソロもちょっと聴きましたが、だいぶいい感じでした。耳馴染みがよいというか。

>イアンオブライエンは他人に手を貸すぐらいなら、さっさと新作~
笑いました。
2006/07/11(火) 19:58 | URL | ムーン #-[ 編集]
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Amazonで詳しく見るクラブジャズ関連のアーティストでありながらデトロイトテクノ方面からも注目を集めるアーティスト、DOMU。若干24歳ながらもUmod、Bakura、Yotoko名義などでも活躍し、精力的に作品を作り続けています。そのDOMUがVolcovと組んだユニットがRimaでありまし
2006/07/11(火) 00:07:06 | Tokyo Experiment