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四人囃子 『ゴールデン・ピクニックス』

四人囃子 『ゴールデン・ピクニックス』 に関するレビュー・試聴・情報を紹介しています。
 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/08/02(水)
四人囃子『ゴールデン・ピクニックス』

YONINBAYASHI 『GOLDEN PICNICS』

 プログレっていうとどうしてもUKのイメージが付きまとう(当然と言えば当然)けれど、日本にもこんなにハイテクでゴキゲンなプログレッシブ・ロックバンドが存在したわけです。耳にしたことのない若いロック好きは必聴です!

 森園勝敏の代名詞のような日本のプログレッシブ・ロックの草分け的グループで、1970年代を代表するプログレ・バンド四人囃子。彼らの1976年リリースの2ndアルバム『ゴールデン・ピクニックス』、傑作の誉れ高き好内容です。

 何が驚きって、この作曲センス、演奏技術で20代前半ですからね。強烈です。イギリスの暗めの空ではなく、明るく楽しいほんわかとした空気感。そして当然のようにこなされるテクニカルなフレーズ・変拍子。桃源郷で奏でられる日本ロックの金字塔。なんでもありを突き詰めてこの形になった、内容凝縮の46分。ロック好きは必ず聴くべし!

 こちらが試聴(長めに聴けます。歌詞や詳細情報も。)です。私的おすすめは、アップテンポでユーモラスなアンサンブル最高な「カーニバルがやってくるぞ(パリ野郎ジャマイカへ飛ぶ)」2、明るいけれどドライヴ感ある変拍子バリバリのインスト・ロック「なすのちゃわんやき」3、中村哲のサックスが冴えるカオティックなまでに前衛的な起伏ある17分近い大曲「泳ぐなネッシー」5、ゆるく大人の(しかも夏の夕暮れ!)ムード漂う「レディー・バイオレッタ」6曲目です。

 バンドアンサンブルが特に秀逸。四人囃子恐るべし・・・
 日本製ロックの黎明期、日本人がまだ(今もか?)海外のロックに強いコンプレックスを持っていた時代の音楽です。ELP(サイト内記事→ELPやピンク・フロイド(サイト内記事→ピンク・フロイド)の影響を感じさせつつも結構ハードロック。しかもユーモラスで温かい空気感を盛り込んでいます。

 タイトルも非常にユニーク、キテますよね^^。「カーニバルがやってくるぞ(パリ野郎ジャマイカへ飛ぶ)」「なすのちゃわんやき」「泳ぐなネッシー」早々思い浮かぶタイトルじゃないですよ。ちなみに6曲中3曲が歌モノです。

 この『ゴールデン・ピクニックス』リリース時のメンバーは結成時のオリジナルメンバーである森園勝敏(G、Vo、Syn&Per)、岡井大二(Dr、Per&Syn)、坂下秀実(Key、Syn&Per)に佐久間正英(B、リコーダー、Syn&Per)を加えた四人編成。繰り返しになりますが当時皆20そこそこですからね。

 四人囃子のオフィシャルサイトはこちら。全作品ほぼ全ての楽曲の試聴が長めに可能。ビデオクリップもあったり情報集約されています。私みたいにこういうのがお好きな方はぜひ。→4nin.com

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コメント
この記事へのコメント
おぉ
これは名盤ですよねー♪
最近は夏に聞きたいアルバムをネタに
しているんですけど、夏が終わらない間に
このアルバムは書こうと思ってます。
2006/08/04(金) 00:05 | URL | bigflag #-[ 編集]
ナイス・リアクションありがとうございます。
この絶妙なゆるかっこいい加減はやはり夏
ですね。久しぶりに聴きましたが気持ちイイです。
2006/08/04(金) 21:15 | URL | ムーン #-[ 編集]
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四人囃子 (よにんばやし) は、日本のロック黎明期に活躍したプログレッシブ・ロックバンド。結成のきっかけは、1969年に高校生だった森園勝敏 (Vo/G) と岡井大二 (Dr) の出会い。その後、中村真一 (B) と坂下秀実 (Key) が二人に加わり四人囃子となる。1st 「一触
2006/09/10(日) 11:54:00 | Una Noche Perfecta Para El Descarga