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2006/09/03(日)

WEATHER REPORT 『HEAVY WEATHER』
何といいますか、私の中でのサンデー・ミュージック。日曜日を朝から夜まで満喫するような音楽です。軽やかで活動的な音、リラックスできるムーディーな音、いろいろ詰まってます。マイルス・デイヴィスの元で活躍していたジョー・ザヴィヌル、ウェイン・ショーターの二人により1971年に結成された、アメリカのフュージョン・バンドWEATHER REPORT(ウェザー・リポート)。今日の1枚はWEATHER REPORT黄金期とも言われるジャコ・パストリアス(当サイト内記事→ジャコ・パストリアス)在籍時の作品。1977年リリースの『ヘヴィ・ウェザー』です。
全体を通してキャッチーでポップなエレクトリックなジャズ。耳馴染みはとても良いです。ジョー・ザヴィヌル主導とはいえ、ひとたび演奏が始まればウェザー・リポート・メンバー全員が主役という感じの充実の内容。特にジャコパスのベースは、なんでこんなフレージングが出来るんだ?というほど変幻自在に歌っています。
こちらが試聴です。下のHMVからは長めの試聴が可能です。興味のある方はぜひ長めの方も。私的おすすめは、いつ聴いてもリズミカルで切れがあって気持ちよい名曲「Birdland」1、ゆるく日曜の夜に最適だと思う2、これまた切れがあってスリリングな「Teen Town」3、パーカッシヴで島系のムード漂う6、ちょっと和の雰囲気もある和み系7、印象的な未来系シンセ・サウンドで幕を開けるスピーディーで滑らか且つ刺激的な「Havona」8曲目です。
一人ひとりのプレイについて書こうとしたら、キリが無さそうなのであきらめます・・・
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2006/08/16(水)

TOMMY FLANAGAN TRIO 『OVERSEAS』
ここ数日お盆休みとさせていただいて、復帰第一紹介は・・・元気になるジャズであります。普段ジャズは聴かないっていう人にも、気持ちよく飽きずにお聴き頂ける聴ける1枚だと思います。ピアノ・トリオものです。きっと少しはジャズを知っている人じゃないと名前を言ってもピンと来ないかもしれない。けれどジャズを聴く人にとっては、彼ほどいたるところでその名にお目にかかれるプレイヤーも少ないであろうピアニストTommy Flanagan(トミー・フラナガン 1930-2001)。これは彼の当時としては極珍しいリーダー作『オーバーシーズ』、録音は偶然にも1957年の8月15日、ちょうど49年前!
緩急のバランスが取れたいいアルバムだと思います。聴き所はやはり
トミー・フラナガン(P)とエルヴィン・ジョーンズ(Dr)の掛け合いでしょう。音が柔らかい(粒が丸い)イメージのフラナガンのピアノですが、ここでは音の質の変化は少ないもののプレイスタイルはかなり力の入ったアグレッシヴなもの。
こちらが試聴(長めに聴けます)です。私的おすすめは、ぜひイントロから聴けるWindowsMediaの方から試聴していただきたいリズミカルで楽しい「Relaxin' At Camarillo」1、お喋りをするように入ってくるピアノがなんともチャーミングな「Eclypso」3、タイトルまんまですがぜひドラムを聴いて欲しい「Beat's Up」4、映画から流れてきそうなムードが印象的な5、超ハイテンポで突進力あるロック好きにおすすめ「Verdandi」7、打って変わってしっとり柔らかな8曲目です。10~12はボーナストラックです。
ジャケットも洒落がきいててイイですよね・・・
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2006/07/22(土)

MATTHIAS VOGT TRIO 『CHANGING COLOURS』
今日はジャズ。ピアノ・トリオです。でもぜひクラブミュージック好きの方に聴いて欲しいジャズなんです。そして気が向いたらぜひ感想も聞かせて欲しいんです。私はクラっときました。『re:jazz』(詳しくは後述)という文字列、目にしたことのある方も結構いらっしゃるかと思います。簡単に言うとクラブ音楽を生ジャズにアレンジしちゃおう、という企画。その中心アーティストがこのMATTHIAS VOGT TRIO(マティアス・フォークト・トリオ)なのです。こちらは2006年INFRACom!レーベルからリリースされた、意外なことにデビューアルバム『チェンジング・カラーズ』です。
ハイソ(死語?)な感じですよ。ちょっとセンチメンタル度が高いけれど、洗練されたお洒落な印象で、BGMでかかっていたらそれだけでコーヒー何杯でもいける感じ(何だそれ!)。3曲歌モノあと7曲がインストの全10曲。和声感が絶妙にマイルドで素敵です。
こちらが試聴です。私的おすすめは、旅に出たくなるpetitフュージョン系「Circle Of Friends」2、落ち着いた曲でちょっぴりセンチメンタルな雰囲気が漂う「Wathermethod Man」3、オーガニックな歌ものクラブジャズ4、リズムもピアノの和声も凝っている結構アグレッシブな5、幻想的でたおやかな響きの7、比較的涼しめ(クール^^)な印象のアルバムの中で一際柔らかい温もりあるミディアムテンポの9、ボサノバ風味で小気味良い歌モノ「Pilot」10曲目です。
全曲琴線に触れてくる上質っぷり・・・
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2006/07/12(水)

BILL EVANS TRIO 『WALTZ FOR DEBBY』
世界的にこんなにも有名で、本当の名盤を恥ずかしげもなく取り上げる当サイトへようこそ。今日はジャズ好きには要らぬお世話でしょうが、知らない人・聴いたことのない人には本気で(いつもです)オススメしたい作品です。Bill Evans(ビル・エヴァンス P 1929-1980)、Scott LaFaro(スコット・ラファロ B)、Paul Motian(ポール・モチアン Dr)による奇跡とまで言われるピアノ・トリオ。1961年6月25日日曜日、ニューヨークのクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライブ録音『ワルツ・フォー・デビー』、リバーサイド四部作の1枚です。
曲がりなりにも鍵盤を扱ったことのある私には、本当に宝物。音がこの瞬間に生まれでるスリル感と幸福感。「覚醒」という言葉を「感覚が研ぎ澄まされ、目が覚めた・迷いからさめた状態」と捉えるなら、きっとこの『WALTZ FOR DEBBY』は、最高に柔らかくやさしい気持ちを保持した状態での覚醒をもたらしてくれる希有な作品だと思います。
こちらが試聴
いつ聴いてもやさしい気持ちにしてくれるディスクです・・・
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2006/06/27(火)

GERARDO FRISINA 『HI NOTE』
今日はちょっと小洒落れた、21世紀型イタリアン・ジャズを紹介したいと思います。ヨーロッパのクラブ・ジャズ系レーベルの中で今特に注目を集める、イタリアはミラノのレーベルSCHEMA(スケーマ)。そこのDJ/プロデューサーとして活躍するGERARDO FRISINA(ジェラルド・フリジーナ)のソロ・アルバムとしては2枚目、『ハイ・ノート』本国イタリアでは2003年リリースです(国内盤は2005年12月)。
生演奏を中心にしたサウンド・プロダクション。音の印象を簡単に表現するなら「さらに踊りやすくしたラテン・ジャズ」といった感じです。クラブ・ジャズが引き合いに出されるけれど、この『HI NOTE』はかなりジャズです。そしてラテン。1曲を除いて全てGERARDO FRISINAが作曲。ラテンやジャズの熱さ・グルーヴを、上手くクールに伝えてくれています。
こちらが試聴です。下の曲の試聴は、遅れて表示される矢印マークにカーソルを合わせてくださいね。私的おすすめは、イントロのベースラインに惹かれる1、軽快で爽快なジャジー・ブロークン・ビーツ2、スリリングな印象・・・スパイっぽい4、ボッサ・テイストな歌モノ完全和み系5、パーカッシブで単純ながらコードチェンジが気持ちイイ7、ラテンでムーディーなミディアム・チューン8、熱気帯びたジャズ・ハウス9、細かい所まで気が回っている小気味の良い11、あと国内盤のみの収録の同じくSCHEMAの看板アーティストニコラ・コンテのダンサブルなリミックス13曲目です。
全曲クオリティは非常に高いので安心してお好みの曲をお探しください・・・
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