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2006/05/31(水)
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2006/05/30(火)

CALM featuring MOONAGE ELECTRIC ENSEMBLE 『ANCIENT FUTURE』
ぜひ携帯電話の電源をオフにして聴いて欲しい、日本発のエレクトロニカを。タイトル通り時空を超えうる、映像的で叙情的で普遍的な音世界です。ひとまず私の一番のお気に入り、暑めの夜に最適な1曲をBGMにどうぞ。→Peace
紡ぎ出される音楽に反して(?)、非常に活発な活動を見せる(後述)CALMこと深川清隆(Kiyotaka Fukagawa)。彼が自らのバンド、ムーンエイジ・エレクトリック・アンサンブルを率いて2003年にリリースしたのが、この『エインシャント・フューチャー』です。3rdアルバムになります。
全編通してオーガニックで時にオリエンタルな、上質エレクトロニカです。エレクトロニカといっても温かみのある生音・生演奏がフィーチャーされているので、ジャズともワールド・ミュージックとも、イージー・リスニング(ちょっと薄っぺらい響きで苦手)とさえ勇気を出したら言ってしまえそうなサウンド。ジャンルを問わず和み系、まどろみ系の音楽が好きな方には間違いなく諸手を挙げておすすめします!
こちらが試聴です。全曲ではないですが長めに聴けます。私的おすすめは、電子音とアコースティック・ギターの音の混ざり具合が最高な1、ヒコヒコゆるーく和む全く盛り上がらない極上のチル・アウト2、静かに深い叙情的な歌もの美しすぎる「Light Years」4、海をイメージさせる映像的な5、一転して森の印象を抱かせるパーカッシブな6、これからの季節に映えるチャリ・チャリにも通じる湿度感が心地良い10、普遍的でしかもワールドワイドな美しさが表現された11曲目です。
CALMの活動の一片をば・・・
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2006/05/29(月)
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2006/05/28(日)

FUNKADELIC 『HARDCORE JOLLIES』
まず式を2つ覚えてください。ファンク+サイケデリック=ファンカデリック、ファンカデリック+パーラメント=Pファンク。大体お分かりいただけたでしょうか?とりあえず2つ目の式は無視して・・・つまりサイケなファンクです!FUNKADELIC(ファンカデリック)がWESTBOUND(ウエストバウンド)からワーナーにレーベルを移しての第一弾、通算9枚目となる『ハードコア・ジョリーズ』。1976年のリリースです。ジャケットで音を想像してみて下さい。宇宙と繋がってる系ですよね(笑)。
「ファンカデリックって言って、まずこれってのはないでしょ。」っていう声がどこからか聞こえてきそうですが^^;。お構いなしに(笑)、ロック好きにも聴きやすい、ロックなギターを前面に押し出したファンクをお届けします。ヒップホップ好きも必聴です。
ファンカデリック、特にこの作品の印象からいくと、フランク・ザッパっぽいです。つまりやりたい放題(笑)!と思いつつ調べてみると、当時のP-ファンクの演奏陣は実際ザッパからの誘いを受けていたようです。このグルーヴと演奏力はザッパも放っておかないですよね。
こちらが試聴
いわゆるひとつのブラック・ロックですか・・・
他のオススメ!R&B/SOUL/FUNK |
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2006/05/27(土)

HERBIE HANCOCK 『SPEAK LIKE A CHILD』
今日はイマジネイティブ・ジャズをひとつ。硬くないので気楽に和んでいってくださいね。ジャズ(古き良きジャズのイメージ)という括りに囚われない、むしろ率先して逸脱する方向性を感じずにはいられない、モダンな響きを持つジャズ名盤(矛盾?^^)です。ジャズを聴く人には非常に有名な現在も第一線で活躍するピアニスト(今作はピアノですが、シンセもばりばり演奏するのでキーボーディストと言った方がいいかもしれませんね)、HERBIE HANCOCK(ハービー・ハンコック 1940-)のディスクを紹介します。
モダンな響きと書きましたが、リリースは1968年(かれこれ40年近く前!)の『スピーク・ライク・ア・チャイルド』、ブルーノートからです。1曲を除いて全ての曲をハービー・ハンコック自身が作曲。コードというよりも響き・ハーモニーを大切にした作風で、自由で色彩豊かなフレージングに溢れ、脳を活性化させられます(笑)。
こちらが試聴
ジャズ初心者にもおすすめできる名盤だと思います・・・
他のオススメ!JAZZ/FUSION |
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2006/05/26(金)

THE PRODIGY 『EXPERIENCE』
ダンス・ミュージック好きならみんな知ってる、みんな一度はお世話になってるTHE PRODIGY(ザ・プロディジー)の紹介です。えっ今更いらないですか・・・まぁ寂しいことを言わずに^^;。今日は蟹ジャケしか知らない人のためのTHE PRODIGY講座ということで(笑)。まずは当時私が取り憑かれたように聴いていたこのご機嫌な曲を。→FIRE(SUNRISE VERSION)
カニのジャケット『THE FAT OF THE LAND』の全世界的大ヒット(世界22カ国でNo.1&1000万枚以上のセールス)で、お茶の間レベルまで降りてきちゃった神童(=PRODIGY)。ハードコア/レイヴ・シーンのアイコン&寵児でもありました。今日の1枚は1992年リリースの記念すべきデビューアルバム『エクスペリエンス』です。ジャケットにお金をかける余裕はまだありませんでした^^(想像)。
ケミカル(まだ未紹介ですが)らとともに「デジタル・ロック(デジロック^^)」なる言葉というかジャンルを築いてしまった主犯格。アグレッシブな高速ブレイクビーツ全開、前に前に突っ込んでなんぼの音楽です(笑)。といっても勢いだけじゃないのがTHE PRODIGYのいいところ。当時すでにドラムンベース・ジャングルげなトラックを作り上げ、思いのほかメロディアスで楽想の富んだ楽しい楽曲を聴かせてくれます。
こちらが試聴(長めに聴けます)です。ちなみに初期のシングルが全て収録されています。でも単なるベスト盤と違いリミックスし直しての収録。その男気にも惚れます。私的おすすめは、ブレイクビーツに特徴的なシンセ・サウンド全開の2、ピアノのメロウなイントロから中毒性の高いキャッチーな3、子供向けテレビ番組の台詞をサンプリングしたパワー溢れるヒット曲でドラムンベース的「CHARLY」6、ラガ・テクノというか初期ジャングルでしょ「OUT OF SPACE」7、この勢いはどこから沸いてくるのか「EVERYBODY IN THE PLACE」8、ゾッコン!何このセンス!サンプリングとリズムのセンスに脱帽!音のすっ飛び具合も気持ちイイ一押し「FIRE」10、比較的上モノ少なめでシンプルな高速ブレイクビーツ11曲目です。全曲楽しんで(懐かしんで)聴くべし。
知ってる人は少ないのですが、ジュリアナ東京のコンピに収録されてました・・・
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2006/05/25(木)

SIGUR ROS 『AGAETIS BYRJUN』
脳に一日一刺激(?)。脈絡のない雑多なディスクレビューサイトへ今日もようこそ。今日はアイスランドから温もりがあり夢見心地な、導眠剤的音楽をば。重いですがSIGUR ROS味わうなら長くなきゃ。BGMに最適です。→Staralfur
1994年にアイスランドの首都レイキャヴィークにて結成された、4人組(結成時は3人)バンドSIGUR ROS(シガー・ロス)。彼らがその名を世界中に知らしめた、1999年リリースの名盤『アゲイティス・ビリュン』です。通算では2枚目ですが、ワールドワイド・デビューアルバムです。
人力での演奏が主というだけあって、アンビエントな音楽ながら温もりを感じるサウンドです。全編通してストリングスのアンサンブルが絶品。一聴パステルカラーを限りなく薄くしたような印象ですが、最後までしっかり聴くと驚くほど濃い混沌とした部分が描かれた(映り込んだ、チラリズムですか)アルバムとなっています。
こちらが試聴
北欧ネタは創り出す空気が違いますね・・・
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2006/05/24(水)

↓↓当サイトで紹介した他のカラヤンのディスクはこちら
HERBERT VON KARAJAN
HERBERT VON KARAJAN 『DVORAK Sym.No.9 NEW WORLD & Sym.No.8』
いきなり勢いよく書かせてもらうと、「カラヤンのこのジャケットはズルイ!」と思う。カッコイイもの・・・。まさに格調高くオーケストラをコンダクト(指揮)している感が滲み出ていて。やるなぁグラモフォン、と(当方ジャケ買いでした 照)。指揮者は帝王ことヘルベルト・フォン・カラヤン。取り上げたのはチェコの大作曲家、ご存知ANTONIN DVORAK(アントニン・ドヴォルザーク)。演奏はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。録音は1985年ウィーンでのデジタル録音です。
こちらも第9番に負けず劣らずの傑作交響曲である第8番とのカップリングのCDですが、今日は第9番「新世界より」に絞らせてもらいたいと思います。8番はまたいずれ他の指揮者で。
この新世界交響曲はドヴォルザークがニューヨーク・ナショナル音楽院に招聘されていた、つまりアメリカ滞在期(1892-1895)の1893年に作曲されたドヴォルザーク最後の交響曲です。音は当然クラシック(オーケストラという意味で)ですが、シンコペーションのリズムが使われたり様々なタイプのメロディーラインが現れたり(ネイティブ・アメリカンや故郷ボヘミアの音楽の影響がよく語られます)。ノスタルジックでありながらエキゾティックでもある、ウンチクなし楽しめる傑作です。
こちらが試聴(長めに聴けます)です。再生ソフトにより何種類かの試聴があるのですが、それぞれ聴ける箇所が違ったりします。Windows Mediaのところの「Listen」から、比較的有名なフレーズが聴けます。またこちらはスメタナの「モルダウ」とのカップリングです。今日紹介したディスク(交響曲第8番とのカップリング)の全曲試聴は下のHMVからどうぞ。聴いて(知って)おかなければならないのは、イングリッシュ・ホルンの美しい旋律が超有名な下校のテーマ「家路」第2楽章、ボスキャラでも出てきそうな印象的な冒頭部を持つ第4楽章ですね。
この世でトップレベルに有名な交響曲です・・・
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2006/05/23(火)

JAGA JAZZIST 『A LIVINGROOM HUSH』
エレクトロニカのカテゴリーに入れましたが、未来、いや現代的なジャズを刺激的に聴かせてくれる、北欧ノルウェーのビッグ・バンドを紹介します。なんと10人編成、エネルギーとイマジネーションに満ちたとんでもないエクスペリメンタル・ジャズ・バンドです。まずはシュールでぶっ壊れた(笑)ご機嫌なPVでも観て頂きましょうか。→ANIMAL CHIN
ちょっと重いけれど(フルレングス試聴)回線に余裕のある方は、私お気に入りのこちらをBGMにでも。→GOING DOWN
JAGA JAZZIST(ジャガ・ジャジスト 向こうの発音ではヤガ・ヤシスト)の通算2枚目(メジャー・フルアルバムとしては1st)となる、2001年リリースの『ア・リビングルーム・ハッシュ』。かのNINJA TUNEがサブ・ライセンスを取り、世界的にリリースしたJAGA JAZZISTの出世作です。
以前JAGA JAZZISTのホーン・セクションが参加したモーターサイコのポスト・ロック的CDを紹介しましたが、バンド本体である今作はクラブ・ミュージックを通過したビッグ・バンド・ジャズといった感じ。テクノ・エレクトロニカ具合もですが、管楽器が作るちょっと陰があるけど気持ちいい、森のような北欧・ノルウェー特有の空気感も聴き所です。
こちらが試聴
JAGA JAZZISTというバンドについて書いておきます・・・
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2006/05/22(月)

SUPERCAR 『HIGHVISION』
ごくたまに聴きたくなるディスク、でもずっと聴いていたくなるディスク、そんなアルバムを今日は。2005年2月に惜しまれつつ解散してしまったバンドSUPERCAR(スーパーカー)です。初めてSUPERCARの名前を聞いたのはいつだったか・・・忘れてしまいましたが、自動車のフェラーリやらランボルギーニやらを思い浮かべて、「かっこいいよね!」って私は自信満々に言った覚えがあります(恥)。あっそんな恥ずかしい話はいいですか?いらないですね!
SUPERCARは中村弘二(ナカコー Vo,G&Key)、古川美季(フルカワミキ B&Vo)、石渡淳治(ジュンジ G)、田沢公大(コーダイ Dr)による、1995年結成の青森発4人組バンド。こちらは2002年リリースの4thアルバム『ハイヴィジョン』です。初期作品はギター・バンドの印象でしたが、今作は益子樹が全面的にプロデュースし、非常にエレクトロニカな作品となっています。
それぞれの人間が持つ甘酸っぱくセンチメンタルな過去の感情を想起させる、ある意味「思い出し薬」でありドラッグ・ミュージック(笑)。何らかの思い出と結びつくことで、非常な、いや非情なまでの心の高揚感を与えてくれます。
こちらが試聴
あ~全部全部(投槍?否、本音!)。捨て曲なしでお願いします・・・
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2006/05/21(日)
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2006/05/20(土)

坂本龍一 『NEO GEO』
だいぶお世話になっているはずなのに、紹介が遅れてしまったアーティスト(たくさんいますが)の1人。教授こと坂本龍一の作品を今日は。YMOでの活動はどうあれ(若い方は知らないですよね)、音楽好きで名前を知らない人はいないであろう世界のRYUICHI SAKAMOTO。こちらはYMO散開中の1987年にリリースされたアルバム『ネオ・ジオ』です。ゲーム機ではございません(笑)。「Neo Geography」の略でございます。
坂本龍一というと「戦場のメリークリスマス」や「Energy Flow」(リゲインのCM)で「癒し」のイメージが一般には強いのでしょうが、非常に実験的な音も探求しています。典型的なものがテクノ好きにはお馴染みの『B-2 UNIT』(今日取り上げようかと迷いましたが、今日は軽く和みたかったもので・・・。またいずれ!)でしょう。
この『NEO GEO』は尖った部分では『B-2 UNIT』には及ばないのですが、オーディオの前で世界中を見渡すような、インターナショナルな感覚を活性化してくれる音楽です。全体的にファンキーなグルーヴを持つ曲が多いです。
こちらが試聴
坂本龍一・・・現在も非常にアクティヴです・・・
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2006/05/18(木)

THA BLUE HERB 『STILLING,STILL DREAMING』
より深くよりリアルに表現しようとして生まれた音楽&言葉の、1つの大きな到達点であり金字塔。日本のヒップホップはここまで出来るという証明でもある。ザ・ブルー・ハーブ・・・強烈です。BOSS THE MC(ボス・ザ・エムシー、MC)とDJ O.N.O(DJ)とDJ DYE(LIVE DJ)からなる北海道のHIPHOPグループ、THA BLUE HERB(ザ・ブルー・ハーブ)。彼ら(基本的にはBOSS THE MCとDJ O.N.Oの2人)が1998年にリリースした1st『スティリング,スティル・ドリーミング』を紹介します。
私にとってこんなにまっすぐ言葉が届くヒップホップは初めてでした。すべてのリリック(詩→詞のことです)が聞き取れ、ざっくり耳に心に刺さります。そしてもう1つ特筆すべきがトラック。ドープと言われていますがさくっと言えば、メロウで耳馴染みは良くも、深く(意味深?)抽象的な聴かせるトラックです。BOSS THE MCとDJ O.N.Oの個性・表現・能力が融合した、全くぬるくない&ゆるくない、当時のジャパニーズ・ヒップホップ・シーンに衝撃を与えたと言われる刺激的な名盤です。ではザ・ブルー・ハーブを体感せよ!
こちらが試聴
ちなみにテクノ・エレクトロニカ好きな方は下必見です。カール・クレ・・・何っ!
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2006/05/17(水)

ASH RA TEMPEL 『INVENTIONS FOR ELECTRIC GUITAR』
プログレ・カテゴリーに入れようかとも思ったけれど、音としては非常にアンビエントで現代音楽的。ロックというよりはむしろテクノやエレクトロニカ好きにぜひとも聴いて欲しいので、どちらかと言うと目に付きやすそうなアンビエント・カテゴリーに入れてみる私。そう先日のタンジェリン・ドリーム(おおよそ同類項)もアンビエントに入れちゃったし。ちょっと長くなりそうなのでBGMにこちらをどうぞ。→Echo Waves
ということで昨日と打って変って、今日はアンビエントな音楽を。ベルリン生まれのMANUEL GOTTSCHING(マニュエル・ゲッチング G)を中心に、70年にタンジェリン・ドリームを脱退したクラウス・シュルツ(Dr 1stのみ いずれ紹介します)とヘルムト・エンケ(B ドラッグで廃人になりました)によって70年に結成されたジャーマン・プログレッシブ・バンド、ASH RA TEMPEL(アシュ・ラ・テンペル)。彼ら(この時点ですでにマニュエル・ゲッチングのソロ・ユニット化してるが)の1975年リリース(74年録音)の6作目『インヴェンションズ・フォー・エレクトリック・ギター』です。
ハウス、エレクトロニカ、テクノ、トランス世代にも受け入れられた、ASH RA TEMPEL(≒MANUEL GOTTSCHING)がミニマル・ミュージックの世界に大きく踏み入れた記念すべき作品(この作品以前は結構サイケデリック)。多くのDJ、クリエイターがこの音を源流と捉え、大きな影響を受けています。聞かない手は・・・ないですよね!アシュ・ラ・テンペル。
こちらが試聴(かなり長めに聴けます)です。全曲ミニマルで全3曲(1、3は超大曲)すべておすすめなのですが一応。私的おすすめは、高音のフレーズがシンセサイザー的でトリッピー&後半はハードロック的なギター・ソロ音も表れる17分の大作1、ギターのリズムのゆれ・ずれにより生まれるスピード感がたまらない&最終部の音がどうやって作られているか知りたい(私事です)21分の超大作(試聴で聞ける部分はやや後半のロックテイスト部です)3曲目です。
実はこの作品、MANUEL GOTTSCHINGがギター1本で作った音楽なんです・・・
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2006/05/16(火)

MEGADETH 『PEACE SELLS...BUT WHO'S BUYING?』
今日は速いのでいきます、そう速いの。スラッシュメタルです。この手の音楽は特に好き嫌いがありますからね。苦手な方は今日はさらりと見ていただいて、また明日よろしくお願いします(笑)。ではハードロック・ヘヴィーメタル好きの方ヘッドバンギングの準備はよろしいですか?メタリカ、スレイヤー、アンスラックスと共にスラッシュメタル四天王(ほぼ同時期にデビュー)に挙げられるアメリカのロック・バンドMEGADETH(メガデス)。1986年リリースの彼らのメジャー・デビュー作(通算2枚目)がこの『ピース・セルズ...バット・フーズ・バイイング?』です。セールス的にはまだあまり・・・っていう時期のCDですが、内容は凄くイイ!
スラッシュメタルの中では聴き易い方のアルバムじゃないかな、と思います。中心人物デイヴ・ムステイン(軽く下で)が自ら「インテレクチュアル・へヴィメタル」と称するその音・楽曲は、力でゴリ押しという感じではなくアイディア満載でテクニカル。複雑で聴き応えもあり、なにより気持ちいいです。疾走感や突進力は失わず音楽を聴かせる絶妙なバランス。文武両道?^^
こちらが試聴
曲のネタになるフレーズ満載、メタルキッズのバイブルですよ・・・
他のオススメ!PUNK/HR/HM |
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2006/05/15(月)

AMERIE 『TOUCH』
たま~にこの手の音も聴いてみたくなる、意外と(?)ミーハーな私です。で最初に謝っておきたいんですが、中途半端な時代遅れ感を醸してしまって、どうもスイマセン(あっいつもですか?^^;)。とは言っても大ヒットシングルのフルレングスPVいっときますか!→1 THING
耳に付くフレーズ&リズムですよね。ミーハーながらも結構中毒性高いです。遅れましたが今日の1枚は2005年リリースのAMERIE(エイメリー)の2ndアルバムとなる『タッチ』です。一時期上記のシングル「1 THING」がヘヴィーローテーションされていたので、耳にしている方も多いと思います。
とにかく1曲目「1 THING」(上のPV)を聴きたかったんですよ(笑)。この「1 THING」はキャッチーで派手な印象&リミックス等に引っ張りだこですが、他の曲は意外なほどに落ち着いた印象。ゆったり聴ける系であります。最先端のビートを求めると軽く肩透かし。リラックスして聞くのがよろし。
こちらが試聴
エイメリーについてちょっと書いておきます・・・
他のオススメ!R&B/SOUL/FUNK |
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2006/05/14(日)
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2006/05/13(土)

DINOSAUR JR 『GREEN MIND』
天気が悪い日のプチ憂鬱を吹き飛ばす音楽(その憂鬱を真っ向受け止めるのもまた一興ですが、それはまた梅雨にでも^^)を今日は紹介します。グランジ・オルタナもたまには良いですよね?日本を始め世界中のバンドマンに影響を与えた、脱力系グランジが最高!なアメリカのバンドDINOSAUR JR(ダイナソー・ジュニア)。インディーズを盛り上げていた彼らがついにメジャーデビューを果たし完成した、1991年リリースのメジャー1st通算4作目『グリーン・マインド』です。
ダイナソーJRを紹介するにあたって、狂暴性というか暴力性の強い(?)2ndや3rd(またいずれ)にしようかなとも思ったのですが、軽快さ・心の緩み度・そしてジャケットにつられてこの『GREEN MIND』になった次第。歌ヘロヘロ、ジャキジャキ轟音ギター、ドライヴするドラムにめちゃポップでセンチなメロディー。もうたまんない!邦楽でも先日紹介したナンバーガールとか聴く人はホント聴かなきゃソンですよ!
こちらが試聴です。私的おすすめは、開始1秒で歌が始まっちゃう気持ちいいドライヴ感とファルセットのフレーズが最高!(サービスでPV付けちゃう→THE WAGONのPV)な1、変幻自在なドラムとメロディー・センスに脱帽な2、かげりあるメロディーもなかなかどうしてな3、ヘロヘロヴォーカル全開!アコースティック・ギターが昇天させてくれる5、やる気のない疾走感しかもダッシュな6、極上の浮遊感裏拍でゆらゆら実は一押し8、歯切れの良いトラックと幸福感あるサビが心地よい(でもアンバランスな音量でギター・ソロが入っちゃう(ご愛嬌^^))10曲目です。
ダイナソーJRは中毒性高いです・・・
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2006/05/12(金)

UA 『SUN』
このUAのディスク、平然とJ-POPのコーナーに並んでいるんですが、いいんでしょうか(当然と言えば当然なんですが)?所謂ポップスとは全くもって言い難い、ゴキゲンにカッ飛んだ「歌モノ現代音楽&ジャズ」といった内容なんですが^^;。説明しません。一撃どうぞ!→Lightning
説明不要ですね、UA(ウーア)です、はい。今日の1枚は2004にリリースされた、オリジナルとしては5枚目(?自信なし)となる『サン』、強烈です!(笑)
ジャンルも国境も越えた次元で鳴っている、フリーフォームな超音楽。ついにビョークの領域まで来ちゃいましたか、っていう印象。まさに「表現の自由」。ポップス好きにはほぼオススメできない、もの好きには超オススメな好内容。これは正直、体験してもらうほかないです。
こちらが試聴です。私的おすすめは、非常にスリリングでドライヴ感のあるバンド全体が気持ち良さそうな1、絵本の世界にいるような錯覚に陥る3、どうすればこんな音楽がメロディーが思いつくのかっていうアヴァンギャルドな4、アンビエント!瞑想系5、ジャズ!ゆっくり高揚系6、ワールドミュージック!浮遊系10曲目です。説明手抜きじゃないですよ!^^;全編通してジャム・バンドなしあがりです。
時間を作って大切に聴いてほしい音楽です・・・
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2006/05/11(木)

LAURENT GARNIER 『UNREASONABLE BEHAVIOUR』
もうジャケットがズルイですよね。目というか気を引かれますもん、この口裂け宇宙人に。ブックレットの中身にもはびこってるし。あっ今日はカッコイイ系テクノですよ~。このアルバム収録の彼の代表曲ですが・・・長めに聴いときますか!→The Man With The Red Face
ルドヴィック・ナヴァール、フレデリック・ガリアーノ、ミスター・オイゾーといったフランスの優秀なアーティストたちを世に送り出したレーベル、F Communicationsのオーナーとしても才能を発揮。地元フランスのみならず「世界一のテクノDJ」とも称されるLAURENT GARNIER(ローラン・ガルニエ)。彼が2000年にリリースした、オリジナルとしては3rdとなるアルバム『アンリーズナブル・ビヘイビア』です。
肩書き等々はさておき、率直に言ってカッコイイですよ『UNREASONABLE BEHAVIOUR』。デトロイト・テクノに多大な影響を受けているそうですが、ハウスでも鳴らしたDJです。使う音が幅広い&展開(音の被せ方、減らし方)が上手い!電子音、自然音のサンプリング、いわゆる生音・・・上手いこと使うなぁと思わず唸ってしまいます。キャッチーさ・派手さはあまりない(むしろややオドロオドロしい)ものの、聴く度ジワジワ気持ち良くなる系のアルバムです。
こちらが試聴
世界中を飛び回ってDJしてます・・・
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2006/05/10(水)

OMNI TRIO 『THE DEEPEST CUT』
クラブミュージック好きの方は、未聴、既聴を問わずお耳を拝借。既聴の方も最近は聴いていないでしょ?私もですが(笑)。芸術点の高いドラムンベース、予告どおりOMNI TRIOです。OMNI TRIO(オムニ・トリオ)とは言ってもトリオでもなんでもなく、実態はUKのジャングリスとROB HAIGH(ロブ・ヘイ)によるソロ・プロジェクトです。こちらは1995年に発表された1stとなる『ザ・ディーペスト・カット』です。DRUM&BASS界の老舗レーベルMOVING SHADOW(下に詳しく)からのリリース。
古き良きアートコア・ドラムンベース・アルバムです。私としてはどうしても懐かしさが先行してしまいますが、今聴いても実にメロディアスでコズミックでフューチャリスティック。ジャングルな細かいリズムトラックに耽美なピアノ・ストリングス・パッド・ヴォイスが乗ります。
下の試聴に書かれている価格とタイトルは気にしないでください(笑)。実はこのOMNI TRIOのUS盤は『Music for the Next Millennium』というタイトルでのリリース(内容はTHE DEEPEST CUTと全く同じ)なんです。国内盤&UK盤は『THE DEEPEST CUT』というタイトルで、下記の様に比較的ないがしろにされた価格で売られています。ご安心ください^^。
こちらが試聴
どうですか?久しぶりのDRUM&BASSは・・・
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2006/05/09(火)

ANTIBALAS 『WHO IS THIS AMERICA?』
こんな文章を以前雑誌で読みました。「あらゆるグルーヴ音楽の起源を辿って行くとアフリカに行き着く。」まさに「It Began In Africa」ケミカルも歌ってましたね。ひとまずどうぞ。試聴後半のマニアックなリズムのフレーズが最高!→Who Is This America Dem Speak Of Today
テクノでお馴染みのニンジャ・チューンから、Ropeadope(ローパドープ・・・メデスキ・マーティン&ウッドのジョン・メデスキと共同設立したNYのレーベル。詳しくは下で。)へと移籍しての第1弾となる、2004年リリースANTIBALAS(アンティバラス)の3rdアルバム『フー・イズ・ディス・アメリカ?』です。
ANTIBALASは、「ブラック・プレジデント」と自らを称したカリスマフェラ・クティに大きな影響を受けたと公言する、ニューヨークはブルックリン発の人種混合・大所帯(14人?!)・アフロ・ビート・ジャムバンド(長っ!)です。アフロビートにラテン、ファンクが強力に絡み合ったねちっこいグルーヴ感です。
こちらが試聴
アフリカ音楽のいかにも現代的な解釈ですね・・・
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2006/05/08(月)

V.A. 『FUMIYA TANAKA PRESENTS I AM NOT A DJ』
GW終了後の一撃目は激しめのテクノDJミックスモノで、目を覚ましたい(>私)と思います。そういえばまだ紹介してなかったんですね(汗)、田中フミヤの作品。う~ん先は長い・・・。KARAFUTO(カラフト)名義での活動でも知られる、「テクノ番長」こと田中フミヤ。これまでに紹介してきた日本人テクノアーティストの中にもすでに何人も(在住を含め)いましたが、彼もまた京都出身です。そんな彼が1995年にリリースした記念すべき日本初のMIX CD(へぇ~)がこの『アイ・アム・ノット・ア・DJ』です。
プロデュースは盟友石野卓球(こちらもまだ未紹介・・・ゴメンナサイ)。比較的最近、田中フミヤがプレイしているようなストイックなミニマルや、クリックハウスなんかと違い、派手でノリがいい純粋なテクノをプレイしています。しかもリスナーを盛り上げるミックス・テクニックを惜しげもなく披露しています。
音は懐かしいものだけれど(発売を考えれば当然!)、はっきり言ってテクノDJを目指すもののバイブルとなり得るMIX名盤だと思います。エンターテイメント性の高い優れたCDです。ちなみに大音量でかけると部屋でも飛べます!(笑)
こちらが試聴(長めに聴けます)です。と書いておきながら実はこの試聴、田中フミヤによるミックス前の音源も混じってるようなのです。つまり曲によっては元ネタの音なんです。ミックス(実際のCD)で変わったところはというと・・・とにかくテンポが速い!元ネタ比110%以上、体感は1.5倍(やや言い過ぎか^^)の速さでございます。もう止まりません!
選曲を軽く書いておきましょうか・・・
他のオススメ!ELECTRONICA-JAPANESE |
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2006/05/07(日)

JESSE VAN RULLER 『TRIO』
GWお疲れ様でした。遊び疲れた人、仕事で疲れた人それぞれあるかと思いますが、今日はゆるくも洗練されたジャズ・ギターで癒されてくださいな。まぁ私が癒されたいだけですが(笑)。さしあたって軽く和み系な1曲を。→High,Higher-Her
'95年にセロニアス・モンク・コンペティションのギター・コンテストでダントツの優勝(審査したのはジム・ホール、パット・マルティーノ、ジョン・スコフィールド、パット・メセニー等(!!))を果たし、一躍若手ジャズ・ギタリストのホープとなったオランダ出身のJESSE VAN RULLER(ジェシ・ヴァン・ルーラー)。イケメンです(笑)。
そんなJESSE VAN RULLERが2001年にリリースした、初めてのギター・トリオ作『TRIO』(まんま。G、B、Dr)です。半数ほどの曲が彼のオリジナル。雰囲気の良い曲書いてます。
まさにジャズ・ギターといった音なのですが、とても現代的な印象です。洗練されていて、一歩引いた所から鳴らしている(思い切り歌わせるという感じのギターではない)印象。高い演奏力に裏打ちされたクールな作品です。特に和声がイイ!
こちらが試聴(長めに聴けます)です。私的おすすめは、甘ったるくない良い雰囲気のオリジナル曲1、軽快で流麗なプレイが気持ちいい2、抽象的な和声感が絶妙な3、ソロも良い(スウィープが聴き所)音色とリズムに凝ったノリノリな4、変拍子につい持っていかれてしまう(当方変拍子好き)6、チャーミングなイントロが印象的なスローバラード7、温かく楽しげな空気感がいい聴き応えのある9、ギター1本でここまで世界を創れるのかと驚く10曲目です。
どうですか?ジェシ・ヴァン・ルーラーは・・・
他のオススメ!JAZZ/FUSION |
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2006/05/06(土)

WU-TANG CLAN 『ENTER THE WU-TANG 36 CHAMBERS』
皆さんGWをいかがお過ごしですか?今日は久しぶりに男らしい硬派なヒップホップを紹介したいと思います。懐かしのそして不滅の大名盤(独断)です。スーパー・クラシックとの呼び声高いこの2曲をBGMにどうぞ。→C.R.E.A.M. ・ Method Man
イーストコースト(NYで結成)ヒップホップの雄にして、非常に大所帯のグループWU-TANG CLAN(ウータン・クラン)。今日の1枚はそんなWU-TANG CLANのオリジナル9と呼ばれる最初期のメンバー(1stだから当然か)による、1993年リリースのデビューアルバム『ENTER THE WU-TANG:燃えよウータン』。ヒップホップの歴史上でも最重要作とされている作品です。
初めての方のためにしっかり書きたいのですが、特にウータン・クランに関しては1回の紹介ではとても説明しきれないグループです。というのもメンバーが半端じゃなく個性的で、且つソロでも忙しく活躍しているので追いかけ始めたらキリがない。しかも現在もメンバー&グループ内グループが増殖中!まだまだ目が離せない存在なんです。
音はというとRZA(詳しくは下で)による硬めで荒々しい印象のトラックに、声でわかる個性的で聴き応えのあるラップ&マイクリレー。言葉は解らなくてもヤバカッコイイ(語呂だけ拝借)感じがビシビシ伝わってきます。ドープ&ダーティーな雰囲気、でも何気にポップなネタ使い、そしてメインのマイクリレーと飽きることのないバイブル的アルバムです。
こちらが試聴
『燃えよウータン』を聴かずに現代ヒップホップは語れないでしょう・・・
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2006/05/05(金)

↓↓当サイトで紹介した他のスティーヴ・ヴァイのディスクはこちら
STEVE VAI
STEVE VAI 『PASSION AND WARFARE』
以前にも1枚紹介しましたが、マイ・フェイバリット・ギタリストのひとりSTEVE VAI(スティーヴ・ヴァイ)を今日も紹介します。ギター・キッズにはもうお馴染みですよね。早速STEVE VAIの幅広いギタープレイをご堪能ください!→Erotic Nightmares
今日の作品は1990年にリリースされた、ソロアルバムとしては2枚目となる超名盤にしてギタリストのバイブル、『パッション・アンド・ウォーフェア』です。オールインストで(所謂歌モノはありません)、ギターでの音楽表現の限界に挑戦したかのような、イマジネーションに満ち溢れた意欲作です。
強烈なテクニックを用いながらも、技術のみに注目させないヴァイの楽曲&アイディアの良さ。初めて聴いたとき「8分音符のリフでここまで表現できるのか!」と感嘆したのを今でも覚えています。エンターテイメント性も強いので、ギタリスト(ギタリストの方は楽しくてしょうがないですよね!^^)じゃなくても楽しめると思います。そう一言で表現するなら「遊園地」っていう感じの作品なんです。
こちらが試聴
芸術品といっても過言ではないハードロック・アルバムです・・・
他のオススメ!PUNK/HR/HM |
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2006/05/03(水)

↓↓当サイトで紹介した他のスティーヴ・ライヒのディスクはこちら
STEVE REICH
V.A. 『REICH REMIXED』
ついにオムニバスに手を出してしまいましたが、今日は現代音楽meetsテクノで行こうと思います。ライヒにまだ触れてないテクノ好きの方、必聴ですよ!いやホント。アンビエントで特に気に入っている2曲を短いですがどうぞ→Music for 18 Musicians ・ Megamix
以前このサイトでも紹介した現代音楽の巨匠STEVE REICH(スティーヴ・ライヒ)。彼のミニマルな音源を内外の有名テクノ・アーティストがリミックスした作品が、この1999年にNONESUCH(ノンサッチ 面白い音をリリースするレーベルなので下でちょっと詳しく紹介しますね。)からリリースされた『ライヒ・リミックス』です。
参加アーティストを一部書いておくと、コールドカット、ハウィーB、アンドレア・パーカー、竹村延和、DJスプーキー、ケン・イシイなどなどです。テクノ好きにはたまらないメンツですよね。
リミックスが終わり完成された楽曲は一旦ライヒの元へ送られ、曲によっては作り直しを命じられたこともあったそうです。つまりこのディスクはテクノに興味のある(ライヒ自身がインタビューで答えている)ライヒ本人が監修した公認プロジェクトだったようです。
こちらが試聴
本当は先入観なしで聴いていただきたい・・・
他のオススメ!AMBIENT/AVANT-GARDE |
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2006/05/02(火)

CHARLES DUTOIT 『MUSSORGSKY:PICTURES AT AN EXHIBITION / A NIGHT ON THE BARE MOUNTAIN』
クラシックは楽しい、充実した音楽であるとみんなに思っていただきたい。そんなスタンスでこのサイトではクラシックを紹介しています。今日は超有名管弦楽曲です。19世紀のロシアの音楽家Modest Petrovich Mussorgsky(モデスト・ペトロヴィッチ・ムソルグスキー 1839-1881)の組曲「展覧会の絵」と交響詩「禿山の一夜」です。ムソルグスキーはロシア五人組(ロシア国民楽派)の1人として、現代音楽のさきがけとなるような音表現(和声)をした天才肌の作曲家です。
指揮はNHK交響楽団(N響)での活躍(現在名誉音楽監督)で知られるCharles Dutoit(シャルル・デュトワ)。1985年にモントリオール交響楽団を振った、デジタル録音のディスクです。
今日の組曲「展覧会の絵」は元来ピアノ曲として書かれたものを、ラヴェルが管弦楽曲に編曲(1922年完成)したものです。タイトルの通り非常に映像的で、劇や映画を観るような充実感が味わえる作品。交響詩「禿山の一夜」はディズニー映画「ファンタジア」に使われた、激しく荒々しい作品です。共にムソルグスキーの代表作となっています。
こちらが試聴です。カップリング曲が違っているので、今日紹介したディスクとかぶるのは2、4、5ですが、長めに聴けます。足りない曲は下のHMV(全曲試聴可)からどうぞ。私的おすすめは下のHMV試聴の曲順でいくと、映画のクライマックスを思わせる迫力ある「禿山の一夜」3、クラシックを聴くものなら一度は耳にしているであろう有名な導入部でまさに「展覧会の絵」が始まる4、リズミカルで小気味良い短い8、これまた短いけれど流麗でチャーミングな10、ティンパニ等打楽器の畳み掛けるような迫力とスリリングな感じが魅力の12曲目です。
ファンタジー作品といった感じですね・・・
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2006/05/01(月)

GENESIS 『FOXTROT』
今日も病床で聴いた音楽をば。なぜチョイスしたかは不明ですが・・・プログレ聴きたくなっちゃったんですね。先日のピンク・フロイドと違い所謂プログレ・サウンドの作品です。イエスやキング・クリムゾンなどと共に英国プログレッシヴ・ロックの黄金時代を築いたバンドのひとつ、GENESIS(ジェネシス)です。今日紹介するのはGENESISの1972年リリース、4枚目となるアルバム『フォックストロット』です。
天才パフォーマー(演劇を思わせるステージ等)でヴォーカリストのPETER GABRIEL(ピーター・ガブリエル)在籍時の作品で、クラシックを土台にした展開豊かな劇のような音世界を構築することに成功し、GENESISの最高傑作とも言われています。豊富なアイディア、映像的な世界観が共に高い次元で融合したUKプログレッシヴ・ロックのイメージそのまんまの名盤です。
こちらが試聴
ヘタウマなところはあるけれどやっぱり初期ジェネシスでしょう・・・
他のオススメ!PROGRESSIVE ROCK |
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