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アリシア・キーズ 『SONGS IN A MINOR』

アリシア・キーズ 『SONGS IN A MINOR』 に関するレビュー・試聴・情報を紹介しています。
 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/04/04(火)
アリシア・キーズ『Songs In A Minor』

ALICIA KEYS 『SONGS IN A MINOR』

 今日は上質な曲を書く女性R&Bシンガー・ソングライターを紹介します。2002年のグラミー賞の話題を1人でかっさらった(新人最多タイ記録となる5部門受賞!)、ALICIA KEYS(アリシア・キーズ)です。

 彼女が当時若干20歳という若さで、ほとんどの曲のソング・ライティング&プロデュースを手掛けた衝撃のデビューアルバム『ソングス・イン・A マイナー』です。2001年リリース、すでに全世界で1000万枚以上を売り上げている作品。

 全てのバランスが良いように感じます。デジタルとアナログ、オールド・ソウル的な部分とニュー・ソウル的な部分、尖った部分と柔らかく丸い部分。非常にアイディアに満ちた楽曲(クラシック音楽のフレーズを所々で聴かせてくれます)が多く、ゆっくりめなテンポの曲でも全く飽きません。特に後半のアコースティック主体で滑らかな楽曲は、感情を動かす力を持った非常に繊細な芸術品です。

 こちらが試聴です。私的おすすめは、ピアノのコードとリズムに一聴してやられてしまったコーラスも気持ち良過ぎな2、ストリングスの使い方が上手いシングルカット曲4、ゆるいグルーヴとちょっと荘厳な感じが印象的な5、リズムだけ変えればそのままクラブ・ジャズやハウスになりそうな6、押し寄せるように盛り上がる曲展開と彼女の低い声の魅力が表れた9、イントロのストリングスがエキゾチックな印象のJimmy Cozierとのデュエット11、リズムトラック無しで繊細なアコースティック・ギターとピアノとベースのみというシンプルな構成ながらドラマチックで広い世界観を見せてくれる12、胸を締め付けられるように切ないメロディーがたまらない13曲目です。じっくり聴くと捨て曲はありません。むしろ気を抜くセクションが欲しいくらい(笑)。

 久しぶりに聴きましたが、ダテにグラミー5部門獲ってないです・・・
 7年間ピアノのレッスンを受け、それを糧に14歳で曲を書き始めた彼女は、「メン・イン・ブラック」や「シャフト」といった映画サントラへの参加を期に一躍注目を浴びるようになったのだそうです。このアルバムでも彼女自身がピアノを弾いています。ちょっとハスキーな声もカッコイイです。

 でもALICIA KEYSが本当にすごいのはピアノの演奏よりも、ほとんどの曲を書きプロデュースをしている、その事かもしれません。20歳ですよ。これだけ質が高くスキのない楽器アンサンブルを作り上げる力量、半端じゃないですね。まさに才女です。

 2ndやアンプラグドも秀逸でしたので、興味のある方はぜひ!一応アリシア・キーズのオフィシャル・サイトはこちら→ALICIA KEYS ※音が出ます

 HMVでも全曲試聴可です。

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