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ジェシ・ヴァン・ルーラー 『TRIO』

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ジェシ・ヴァン・ルーラー『Trio』

JESSE VAN RULLER 『TRIO』

 GWお疲れ様でした。遊び疲れた人、仕事で疲れた人それぞれあるかと思いますが、今日はゆるくも洗練されたジャズ・ギターで癒されてくださいな。まぁ私が癒されたいだけですが(笑)。

 さしあたって軽く和み系な1曲を。→High,Higher-Her

 '95年にセロニアス・モンク・コンペティションのギター・コンテストでダントツの優勝(審査したのはジム・ホール、パット・マルティーノ、ジョン・スコフィールド、パット・メセニー等(!!))を果たし、一躍若手ジャズ・ギタリストのホープとなったオランダ出身のJESSE VAN RULLER(ジェシ・ヴァン・ルーラー)。イケメンです(笑)。

 そんなJESSE VAN RULLERが2001年にリリースした、初めてのギター・トリオ作『TRIO』(まんま。G、B、Dr)です。半数ほどの曲が彼のオリジナル。雰囲気の良い曲書いてます。

 まさにジャズ・ギターといった音なのですが、とても現代的な印象です。洗練されていて、一歩引いた所から鳴らしている(思い切り歌わせるという感じのギターではない)印象。高い演奏力に裏打ちされたクールな作品です。特に和声がイイ!

 こちらが試聴(長めに聴けます)です。私的おすすめは、甘ったるくない良い雰囲気のオリジナル曲1、軽快で流麗なプレイが気持ちいい2、抽象的な和声感が絶妙な3、ソロも良い(スウィープが聴き所)音色とリズムに凝ったノリノリな4、変拍子につい持っていかれてしまう(当方変拍子好き)6、チャーミングなイントロが印象的なスローバラード7、温かく楽しげな空気感がいい聴き応えのある9、ギター1本でここまで世界を創れるのかと驚く10曲目です。

 どうですか?ジェシ・ヴァン・ルーラーは・・・
 JESSE VAN RULLERの経歴を少し・・・。1972年1月21日、オランダのアムステルダム生まれ。両親がローリング・ストーンズやママス&ハパスなどのロックやポップス好きだったこともあり、5歳でミニチュア・ドラムを叩き、父親の薦めで7歳からクラシック・ギターを習う。次に11歳でエレクトリック・ギターも始め、ジミ・ヘンドリックスやサンタナの曲を弾きながらロックの世界に入る。

 ジャズに興味を持つのは15歳になった頃で、ライヴで聴いたギタリストの和声の幅広さに感動。そこでジョン・スコフィールドらのアルバムを聴き始め、ジャズ・インプロヴィゼーションとアンサンブルのプライヴェート・レッスンを受けて力を付けていったのだそう。そして先述のコンテストで満場一致で優勝、と。

 この『TRIO』でもコンテンポラリーでテクニカルなギター奏法、タッピングやスウィープをさらりと聴かせてくれます。ひけらかす感じではなく、あくまでさらりと。しっかり音を鳴らしているんだけど、強く前面に出てこない優しい音。このスタンスが堪らないんですよね。他の作品もいつか取り上げたいと思います。

 ジェシ・ヴァン・ルーラーのオフィシャルサイトはこちら。いくつか試聴もあります。→JESSE VAN RULLER

 他にも何枚もアルバム(リーダー作)を出しています。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

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