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カラヤン ドヴォルザーク 『交響曲第9番 新世界より』

カラヤン ドヴォルザーク 『交響曲第9番 新世界より』 に関するレビュー・試聴・情報を紹介しています。
 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/05/24(水)
カラヤン ドヴォルザーク『Sym8&9 New World』

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HERBERT VON KARAJAN

HERBERT VON KARAJAN 『DVORAK Sym.No.9 NEW WORLD & Sym.No.8』

 いきなり勢いよく書かせてもらうと、「カラヤンのこのジャケットはズルイ!」と思う。カッコイイもの・・・。まさに格調高くオーケストラをコンダクト(指揮)している感が滲み出ていて。やるなぁグラモフォン、と(当方ジャケ買いでした 照)。

 指揮者は帝王ことヘルベルト・フォン・カラヤン。取り上げたのはチェコの大作曲家、ご存知ANTONIN DVORAK(アントニン・ドヴォルザーク)。演奏はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。録音は1985年ウィーンでのデジタル録音です。

 こちらも第9番に負けず劣らずの傑作交響曲である第8番とのカップリングのCDですが、今日は第9番「新世界より」に絞らせてもらいたいと思います。8番はまたいずれ他の指揮者で。

 この新世界交響曲はドヴォルザークがニューヨーク・ナショナル音楽院に招聘されていた、つまりアメリカ滞在期(1892-1895)の1893年に作曲されたドヴォルザーク最後の交響曲です。音は当然クラシック(オーケストラという意味で)ですが、シンコペーションのリズムが使われたり様々なタイプのメロディーラインが現れたり(ネイティブ・アメリカンや故郷ボヘミアの音楽の影響がよく語られます)。ノスタルジックでありながらエキゾティックでもある、ウンチクなし楽しめる傑作です。

 こちらが試聴(長めに聴けます)です。再生ソフトにより何種類かの試聴があるのですが、それぞれ聴ける箇所が違ったりします。Windows Mediaのところの「Listen」から、比較的有名なフレーズが聴けます。またこちらはスメタナの「モルダウ」とのカップリングです。今日紹介したディスク(交響曲第8番とのカップリング)の全曲試聴は下のHMVからどうぞ。聴いて(知って)おかなければならないのは、イングリッシュ・ホルンの美しい旋律が超有名な下校のテーマ「家路」第2楽章、ボスキャラでも出てきそうな印象的な冒頭部を持つ第4楽章ですね。

 この世でトップレベルに有名な交響曲です・・・
 ドヴォルザーク『交響曲第9番「新世界より」』・・・「日本人に浸透している交響曲ランキング」なるものを作ったら、たぶんベートーヴェンの数作に続いて最上位ランクに入るであろう通俗名曲(あとシューベルトの未完成か?)。こと交響曲に関してはモーツァルトを凌ぐ浸透度でしょう。特に誰しもが一度は耳にする「遠き山に日は落ちて~♪」で歌曲としても知られる通称「家路」の第2楽章と、激しく雄大でドライヴ感溢れる第4楽章冒頭部は知らなきゃマズイです。

 カラヤン最晩年(1908-1989)の演奏です。ベルリン・フィルからウィーン・フィルに替わっての演奏。40、58、64、77年に続く5回目の録音。賛否両論あるようですが、気持ちいい程度に豪華で、鳴っている印象です。ロックやテクノなんかも聴く私の耳にはちょうど良い派手さ加減なのかもしれません^^;。

 一度は耳にしたクラシックを長い年月を経て再び耳にする。音楽室で聞いた曲も自宅のオーディオでゆったり聴くと、発見&再発見の連続で意外と感動しますよ。クラシック・ファン以外の方、たまにはどうです?

 ドヴォルザーク『交響曲第9番&第8番』の全曲試聴は下のHMVからどうぞ。上の試聴に比べると短めですが(残念)。


 ↓映像で楽しめる、カラヤン全盛期のドヴォルザーク(66年?)はこちら。
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コメント
この記事へのコメント
お久しぶりです
クラシックとなると一言いわずにはおれないpiaaです。
私は、新世界交響曲はCD一枚も持ってません。
エアチェックしたチェリビダッケのMDがあるだけです。
てかドヴォルザークの作品自体あまりスキではないんですね。
カラヤンも苦手な指揮者です。
キレイな音楽をキレイに演奏させると超一流ですが…でもカッコいいのは認めざるをえませんね。
私が好きなバーンスタインとタメを張るくらいカッコいい指揮者でした。今はこんなカッコいい指揮者って思い浮かばないなあ。ゲルギエフくらいかなあ
2006/05/24(水) 23:27 | URL | piaa #-[ 編集]
はじめまして
こんばんは、初めてコメントさせていただきます。

最近ブログを始め、写真も最近撮り始めて
更にクラシックもごく最近聞き始めたものですから
「おおタイムリーなブログ発見!」見失わないようにリンクしとこと
あいさつもなく勝手にすみませんでした。
色々参考にさせていただきたく思います。
よろしくお願いします。
2006/05/24(水) 23:44 | URL | nakka.san #mQop/nM.[ 編集]
>piaaさん
バーンスタインですか!カラヤンとは水と油だったようですね。私はマーラーとシューマンなんかでお世話になりました(あとウエストサイド)。
カラヤンはずっと聴いていたくなるタイプの音ではないですが、たまに聞くとスカッとします(笑)。ポップスと同じく、商業的と言われる所以でしょうかね。

威風堂々とした指揮者って今なかなかいないものですね。もう少しいろんな演奏家の音を聴いてみたいと思います。

>nakka.sanさん
はじめまして。ご来場&コメントありがとうございます。
私も写真・ブログ共に実に最近始めました。良く言えば勉強中、実は気になったものを聴いたり撮ってるだけ、です。雑多なブログですがひとつよろしくお願いします。
2006/05/25(木) 01:52 | URL | ムーン #-[ 編集]
そういえばクラシックを指揮者で聴いたコトって無いなぁ
昔スッゴく変わった指揮者がいたのを思い出しました(タクトすっ飛ばしちゃう)

ちなみにオーケストラはアナログにかぎる!と思うのですが…いかがでせうか
2006/05/25(木) 16:50 | URL | フブキ #WW4bw3.2[ 編集]
>フブキさん
指揮者で聴くのも面白いですよ。残念ながら最近時間がないのですが(涙)。

CDだと高音が無駄に耳につくことは多々ありますよね。キンキンするというか。長く聞くならアナログだと思いますです(でもあまり持ってません)。
2006/05/25(木) 23:56 | URL | ムーン #-[ 編集]
はじめまして
新世界を習ってはいましたが、このカラヤンで好きになりました。
クラシックは学ぼうとすると難しいですよね、聴けば何ということないのに…。
ここに来るとたくさんの良い音楽を、気軽に聴くことができそうな気がします。
リンクさせてもらって、気軽に遊びにきますね。
2006/12/10(日) 20:25 | URL | シュリンパー #-[ 編集]
シュリンパーさん、ご来場&コメントありがとうございます。

>クラシックは学ぼうとすると難しい~
そうですね。聴いているだけでいろんな景色を
見せてくれるんですけどねぇ。
家にいながら世界中旅行できるようなものです。
もう少し多くの方がクラシックに目を向けても
いいように思います。

ぜひまた遊びに来てくださいね。

返答が遅くなって申し訳ありませんでした。
2006/12/13(水) 22:40 | URL | ムーン #-[ 編集]
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2006/06/27(火) 01:11:08 | 音楽神殿