ビル・エヴァンス 『WALTZ FOR DEBBY』

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 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/07/12(水)
ビル・エヴァンス『Waltz for Debby』

BILL EVANS TRIO 『WALTZ FOR DEBBY』

 世界的にこんなにも有名で、本当の名盤を恥ずかしげもなく取り上げる当サイトへようこそ。今日はジャズ好きには要らぬお世話でしょうが、知らない人・聴いたことのない人には本気で(いつもです)オススメしたい作品です。

 Bill Evans(ビル・エヴァンス P 1929-1980)、Scott LaFaro(スコット・ラファロ B)、Paul Motian(ポール・モチアン Dr)による奇跡とまで言われるピアノ・トリオ。1961年6月25日日曜日、ニューヨークのクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライブ録音『ワルツ・フォー・デビー』、リバーサイド四部作の1枚です。

 曲がりなりにも鍵盤を扱ったことのある私には、本当に宝物。音がこの瞬間に生まれでるスリル感と幸福感。「覚醒」という言葉を「感覚が研ぎ澄まされ、目が覚めた・迷いからさめた状態」と捉えるなら、きっとこの『WALTZ FOR DEBBY』は、最高に柔らかくやさしい気持ちを保持した状態での覚醒をもたらしてくれる希有な作品だと思います。

 こちらが試聴(長めに聴けます)です。足りないボーナストラックは下のHMVからどうぞ。私的おすすめは、知的で甘すぎない甘さ「My Foolish Heart」1、兎にも角にもこの一曲!チャーミングだけれどどことなくエレガントなビル・エヴァンスのオリジナル「Waltz for Debby」2、耽美だけれどキリっとした凛々しさのある「My Romance」4、軽快&リズミカルでコードワーク・展開共にスリリングで刺激的な「Milestones」6曲目です。ここまで書いて気づいたのですが、私のは国内盤の曲順です。微妙に違いました。ご了承ください。

 いつ聴いてもやさしい気持ちにしてくれるディスクです・・・
 三者の感性が交錯する瞬間の記録。音楽を使った会話。当然当時いた訳ではないから想像でしかないけれど、ファンキーなジャズ全盛のこの時期に、こんなに知的で繊細且つクールそれでいて叙情的なジャズが存在してしまう、ジャズひいては音楽の奥深さを感じずにいられません。

 Bill Evansは私が大変お世話になった、勉強させていただいたジャズ・ピアニストでありアーティストです。例えば「リリシズム」という言葉を知りました。叙情詩的な趣や味わい(Yahoo!辞書より)という意味です。Bill Evansを形容する言葉で非常に良く使われる、いわばキーワードです。

 他にも「インタープレイ」。インタープレイとはジャズの専門用語で、「優れたプレイヤー達が共演し、互いに触発し合いながら、素晴らしいインプロビゼーション(アドリブ)・ソロを生み出すこと」 と、アルバム「Interplay」の解説文に書かれています。まさにこのアルバムで耳を通して体験できる、「刺激的で創造的な音楽の生まれる場所」です。

 Bill Evansにだけじゃない。ベースの音を一気にカッコイイと思い好きになったのは、Scott LaFaroのプレイに出会ったからかも知れません。ブラッシュ・ワーク(金属のブラシでドラムを演奏すること)が気になったのもこのトリオのおかげでしょうか。残念なことにラファロはこの録音の数日後に交通事故で25歳にして他界してしまいましたので、このトリオでの作品は先述のリバーサイド四部作、その名の通り4枚しかありません。どれも名盤・・・またいずれ!

 長く書いてしまいましたが、まだまだ書ききれませんのでまたビル・エヴァンスの他の作品を取り上げた時にでも語ります^^;。中途半端になってスイマセン。

 ビル・エヴァンスのオフィシャルサイトというかデータベース的サイトはこちら。動画もありますので気になる方はぜひチェックしてくださいね。→BILL EVANS あと安易ですがYouTubeで、時代感じるモノクロ動画(ライブ映像)を観られます。→BILL EVANS動画



 ↓こちらは音質が非常に向上しているというSACD盤。高いのには理由があります。対応機器をお持ちの方はぜひ。


 ちなみにサックス奏者でもビル・エヴァンスという方がいるので、ジャズ勉強中の方はご注意を!(笑)
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コメント
この記事へのコメント
ビル・エヴァンスはジャズがあまり
わからない女性でも人気ありますね。
ピアノを弾く軽快な心地よい響き。
2006/07/12(水) 23:16 | URL | 瑠衣 #hXs4jPac[ 編集]
これは私も大好きな一枚。
BGMのような心地よさと崇高な精神性の同居する稀有な作品です。
でも私にとっての彼のベストは死の直前のライブ「コンセクレイション」です。ぜひ聴いてほしい作品です。
私の記事をTBしておきますのでぜひご一読を。
2006/07/13(木) 00:35 | URL | piaa #-[ 編集]
>瑠衣さん
そうですね。やさしくてチャーミング。こういうところからでもいろんな人にジャズに触れてもらいたいとは思います。今でもいろんなことを感じるアルバムです。

>piaaさん
TB、おすすめ、ありがとうございます。
William John Evansの話読ませていただきました。「コンセクレイション」未聴でした。必ず聴かせていただきます。実は私、彼と同じ誕生日なんです。
2006/07/14(金) 00:16 | URL | ムーン #-[ 編集]
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