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リトル・フィート 『DIXIE CHICKEN』

リトル・フィート 『DIXIE CHICKEN』 に関するレビュー・試聴・情報を紹介しています。
 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/07/31(月)
リトル・フィート『Dixie Chicken』

LITTLE FEAT 『DIXIE CHICKEN』

 ジャズやヒップホップ、R&B、クラブミュージックばかりにグルーヴがあるわけじゃなく、当然ロックにもいろんなグルーヴが存在するわけです。今日はゆるくずれるグルーヴが最高に気持ちいいサザンロックをお届けします。

 1969年、フランク・ザッパ(当サイト内記事→ザッパ)のマザーズ・オブ・インヴェンションのメンバーだったLowell George(ロウエル・ジョージ Vo&G 1945-79)を中心にロサンゼルスで結成されたロック・バンドLITTLE FEAT(リトル・フィート)。彼らの1973年リリースの3rd『ディキシー・チックス』です。LITTLE FEATはキテるジャケットが多いですね(特に2nd)。

 よくニューオリンズ色の濃いサザンロックの代表格として語られますが、実際聴くと音楽性はかなり広いように思います。広義でのアメリカン・ルーツ・ロックが何種類も絶妙にミックスされた、刺激的なカントリー・ブルースといったところです。ロウエル・ジョージのスライド・ギターの気持ちいいことと言ったら!ねちっこいもっさりグルーヴが病み付きになります(笑)。

 こちらが試聴です。私的おすすめは、多くの人に体験してもらいたいもっさりグルーヴ全開のタイトル曲「Dixie Chicken」1、小気味良いファンク「Two Trains」2、ゆったり落ち着いて聴ける6、特にイントロに惹かれる7、このねじれ具合は最高!ひねくれロックが好きな人は必聴「Fat Man in the Bathtub」8、洗練されたフュージョン感(特にイントロ)漂うカッコイイ「Juliette」9、チルアウト出来るゆるいインスト10曲目です。

 ぜひこういうロックも聴いて欲しい!全曲質高いです・・・
 さすがザッパ・バンド出身者がいる(Lowell GeorgeとRoy Estrada)というだけあって実力者ぞろいです。ロウエル・ジョージのスライド・ギターも聞き物ですが、バンド全体としてのアンサンブルが非常に良いです。一体感があってバランスもいい。乾き具合も適度で、カントリーは苦手という人にも聴きやすいと思います。

 ユーモラスでキャッチー。でもしっかりとした芯があってグルーヴ感も抜群。最近のミクスチャー感覚のロック・ミュージシャンが求めているグルーヴ感ってこんなところなんじゃないかなぁ。リトル・フィートは三十数年前に到達しちゃってますが^^。ベックとか好きな人は一聴の価値ありですよ!

 リトル・フィートのオフィシャルサイトはこちらです。メンバーの出入りも詳細に見られますので、興味のある方はチェックしてみてください。いきなり挨拶されます^^(音が出ます)。ほとんど全ての曲の歌詞が見られる、情報満載のサイトです。→LITTLE FEAT

 1stや2ndも秀作だと思いますので、またいずれ紹介したいと思います。

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