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トミー・フラナガン 『OVERSEAS』

トミー・フラナガン 『OVERSEAS』 に関するレビュー・試聴・情報を紹介しています。
 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/08/16(水)
トミー・フラナガン『Overseas』

TOMMY FLANAGAN TRIO 『OVERSEAS』

 ここ数日お盆休みとさせていただいて、復帰第一紹介は・・・元気になるジャズであります。普段ジャズは聴かないっていう人にも、気持ちよく飽きずにお聴き頂ける聴ける1枚だと思います。ピアノ・トリオものです。

 きっと少しはジャズを知っている人じゃないと名前を言ってもピンと来ないかもしれない。けれどジャズを聴く人にとっては、彼ほどいたるところでその名にお目にかかれるプレイヤーも少ないであろうピアニストTommy Flanagan(トミー・フラナガン 1930-2001)。これは彼の当時としては極珍しいリーダー作『オーバーシーズ』、録音は偶然にも1957年の8月15日、ちょうど49年前!

 緩急のバランスが取れたいいアルバムだと思います。聴き所はやはり
トミー・フラナガン(P)とエルヴィン・ジョーンズ(Dr)の掛け合いでしょう。音が柔らかい(粒が丸い)イメージのフラナガンのピアノですが、ここでは音の質の変化は少ないもののプレイスタイルはかなり力の入ったアグレッシヴなもの。

 こちらが試聴(長めに聴けます)です。私的おすすめは、ぜひイントロから聴けるWindowsMediaの方から試聴していただきたいリズミカルで楽しい「Relaxin' At Camarillo」1、お喋りをするように入ってくるピアノがなんともチャーミングな「Eclypso」3、タイトルまんまですがぜひドラムを聴いて欲しい「Beat's Up」4、映画から流れてきそうなムードが印象的な5、超ハイテンポで突進力あるロック好きにおすすめ「Verdandi」7、打って変わってしっとり柔らかな8曲目です。10~12はボーナストラックです。

 ジャケットも洒落がきいててイイですよね・・・
 たくさんの「C」の上に「OVER」が乗って『OVERSEAS』ですからね^^;。J.Jジョンソンのコンボに参加し、彼らと共に欧州ツアーに出た折に、ジョンソン抜きのリズムセクションだけで録音したのがこの作品なんですね。

 その参加作品の多さからどうしても「サイドメン」イメージが強いのですが、ここではTommy Flanaganのオリジナルも数多く収録し名実共に彼がリーダー。それでもやはりエルヴィン・ジョーンズ(Dr)の煽るようなドラミングは影響大で、いつもじゃ聴けない熱っぽいトミー・フラナガンの演奏が楽しめます。

 順番的にはこのアルバムのヒットのおかげで、彼はサイドメンとして引っ張りだこになったのです。確かにカッコイイです。

 遅くなりましたがメンバーはTommy Flanagan(P)、Wilbur Little(ウィルバー・リトル B)、Elvin Jones(Dr)のピアノ・トリオです。興味のある方は、サイドメンとしてもジャズ史上に残る名作・名盤に多数参加していますので、ぜひ検索かけてみてください。コルトレーンやマイルス、ソニー・ロリンズとか・・・何しろたくさんです(笑)。

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コメント
この記事へのコメント
あ~、良いですねコレ
ジャズと暑気はなんか合う気がしますよ
気持ちいいです


ところでニュータイプとかは関係ないですよね?<Gネタやめ
2006/08/17(木) 18:49 | URL | フブキ #WW4bw3.2[ 編集]
試聴いただきありがとうございます。

え~フラナガン機関には全く関係ございません。
まぁニュータイプの私はお世話になりましたが、
シャリア・ブルと一緒に(古っ!)
・・・あっネタに付き合っちゃった。
2006/08/17(木) 23:07 | URL | ムーン #-[ 編集]
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