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ウェザー・リポート 『HEAVY WEATHER』

ウェザー・リポート 『HEAVY WEATHER』 に関するレビュー・試聴・情報を紹介しています。
 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/09/03(日)
ウェザー・リポート『Heavy Weather』

WEATHER REPORT 『HEAVY WEATHER』

 何といいますか、私の中でのサンデー・ミュージック。日曜日を朝から夜まで満喫するような音楽です。軽やかで活動的な音、リラックスできるムーディーな音、いろいろ詰まってます。

 マイルス・デイヴィスの元で活躍していたジョー・ザヴィヌル、ウェイン・ショーターの二人により1971年に結成された、アメリカのフュージョン・バンドWEATHER REPORT(ウェザー・リポート)。今日の1枚はWEATHER REPORT黄金期とも言われるジャコ・パストリアス(当サイト内記事→ジャコ・パストリアス)在籍時の作品。1977年リリースの『ヘヴィ・ウェザー』です。

 全体を通してキャッチーでポップなエレクトリックなジャズ。耳馴染みはとても良いです。ジョー・ザヴィヌル主導とはいえ、ひとたび演奏が始まればウェザー・リポート・メンバー全員が主役という感じの充実の内容。特にジャコパスのベースは、なんでこんなフレージングが出来るんだ?というほど変幻自在に歌っています。

 こちらが試聴です。下のHMVからは長めの試聴が可能です。興味のある方はぜひ長めの方も。私的おすすめは、いつ聴いてもリズミカルで切れがあって気持ちよい名曲「Birdland」1、ゆるく日曜の夜に最適だと思う2、これまた切れがあってスリリングな「Teen Town」3、パーカッシヴで島系のムード漂う6、ちょっと和の雰囲気もある和み系7、印象的な未来系シンセ・サウンドで幕を開けるスピーディーで滑らか且つ刺激的な「Havona」8曲目です。

 一人ひとりのプレイについて書こうとしたら、キリが無さそうなのであきらめます・・・
 ポリリズム感全開のドラムソロから、ハイテンポな「Teen Town」に入るゴキゲンなライブ映像をどうぞ。YouTube、動画ってスバラシイ。ジャコパスがメロディーの変わり目間違って演奏してますが(笑)。


 ウェザー・リポートの今作でのメンバーは、Joe Zawinul(ジョー・ザヴィヌル Key)、Wayne Shorter(ウェイン・ショーター Sax)、Jaco Pastorius(ジャコ・パストリアス B)、Alex Acuna(アレックス・アキューナ Dr)、Manolo Badrena(マノロ・バッドレナ Perc)です。

 WEATHER REPORTは他の作品もいずれ取り上げますので、今日のところはこの辺で。

 HMVからは『HEAVY WEATHER』の長めの試聴が可能です。

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コメント
この記事へのコメント
これも私の青春の一枚の一つです。
ただ私は「Tale Spinnin'」とか後期の「Domino Theory」とかジャコ以外のWRが好きなんですよね。もちろんこれや「Black Market」も大好きですが。
でも今聴くと「Birdland」がなんだか古い気がしちゃうのはナゼ…
2006/09/04(月) 23:31 | URL | piaa #-[ 編集]
返答遅くなってすいません。
「Domino Theory」は未聴なのですが「Tale Spinnin'」は結構気に入っています。特にショーターの書いた2曲目と、異国情緒ある4曲目はゆるくてはまりました。『HEAVY WEATHER』紹介しておいてなんですが、個人的には1stが一番気に入っています。

>「Birdland」~
耳になじみすぎて、歌謡曲的に感じるようになってしまったとかですかね?
2006/09/06(水) 13:40 | URL | ムーン #-[ 編集]
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創立者の1人だったミロスラフ・ヴィトウス(B)は、実質的リーダーのジョー・ザヴィヌル(Key)との音楽的見解の食い違いで脱退。その後ジャコ・パストリアス(B)が加わり、ポップでファンキーな資質を前面に出したザヴィヌル色が強くなった。ヴィトウスの影響が強かっ
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