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ミート・ビート・マニフェスト 『ACTUAL SOUNDS + VOICES』

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ミート・ビート・マニフェスト『Actual Sounds + Voices』

MEAT BEAT MANIFESTO 『ACTUAL SOUNDS + VOICES』

 ブレイクビーツ/ビッグ・ビート界で、みんな大好きファットボーイ・スリムことノーマン・クックを陽とするなら、今日のこの方は陰(?)。今日はちょっと懐かしいブレイクビーツ/ビッグ・ビートを紹介します。

 1980年代後半からロンドンを中心に活動し、プロディジーのリアム(当サイト内記事→プロディジー)やケミカル・ブラザーズのトムからも一目置かれる、UKテクノの立役者の1人(1ユニット)MEAT BEAT MANIFESTO(ミート・ビート・マニフェスト)。こちらは1998年リリースの『アクチュアル・サウンズ・アンド・ヴォイシズ』です。

 ミート・ビート・マニフェストの音って、歌モノも絡めて実にうまいバランスのビッグ・ビートだと思います。まさにサンプリング職人^^!いやみなく刺激的な音や豊かなアイディアを盛り込みながら、スノッブにならず肉感的な感触を聴くものに与える。実にいろんな聴き方のできる音楽です。ブレイクビーツは当然のこと、ドラムンベース、ジャズ、ノンビートなアンビエント・・・元ネタ探しも面白いですよ。

 こちらが試聴です。私的おすすめは、切れ味鋭いブレイク・ビーツ「Prime Audio Soup」2、未来系の音選びが印象的な「Book of Shadows」3、この辺の音を目指した日本人テクノ・アーティストが浮かびます「Oblivion/Humans」4、タイトル通りしっかりアシッドな「Acid Again」7、アップテンポで体が動く!リズミカルでトリッピーな一押し「Let Go」8、意外と聴かせる(失礼)ドラムンベース9、パーカッシブな浮遊系テクノ10、この音響処理をお手本にした人も多いはず!歌モノ12、ジャズも十分消化している10分を超える大作13曲目です。

 UKのテクノ・アーティストがこぞってリスペクトするその音を、ぜひご賞味あれ・・・
 ↓「Prime Audio Soup」が映画「マトリックス」のサントラに収録されていたので、MBM(MEAT BEAT MANIFESTO)を知らなくても、耳にしている方もいるかと思います。映像が始まるまで30秒近く掛かりますが、我慢ですよ。


 MEAT BEAT MANIFESTOはユニットとは言っても、Jack Dangers(ジャック・デインジャーズ)以外のメンバーは流動的で、ある意味ジャック・デンジャーズのソロ・ユニットみたいなものです。デビューはJonny Stephens(ジョニー・スティーブンス)とでした。

 かなり久しぶりに通して聴きましたが、カッコイイじゃないですか!サンプリング音源のチョイス、音響編集、再構築は流石です。というかMEAT BEAT MANIFESTOのこの音を、21世紀に入ってからも多くのアーティストが目指し、逆にMBMの音をサンプリングしようとしたのも頷けるハイ・クオリティです。

 マニフェスト=選挙公約?なんて言ってる場合じゃないですよ(笑)。一応ミート・ビート・マニフェストのオフィシャルサイトはこちら。かなりの音源が試聴できます。興味のある方はぜひチェックを!→MEAT BEAT MANIFESTO

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