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白木秀雄クインテット&スリー琴ガールズ 『さくら さくら』

白木秀雄クインテット&スリー琴ガールズ 『さくら さくら』 に関するレビュー・試聴・情報を紹介しています。
 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/10/21(土)
白木秀雄クインテット&スリー琴ガールズ『さくらさくら』

HIDEO SHIRAKI QUINTET + 3 KOTO GIRLS 『SAKURA SAKURA』

 日本では「結構ジャズが好き!」っていう方にしか名前が通じないのかもしれないけれど、海外ではジャズメン以外でも「クラブ寄りの耳を持った人」からでさえその名を聞くという日本人アーティストを今日は紹介します。

 日本が世界に誇るジャズ・ドラマー白木秀雄(本名:柏倉秀康 1933-1972)。こちらは白木秀雄が1965年、レギュラー・グループを率いて「ベルリン・ジャズ・フェスティバル」のため訪問したドイツでスタジオ録音した『さくらさくら』。一部ジャズファンには非常に有名なドイツのレーベルSABA(サバ)/MPSレーベルからのリリースです。

 「和」「日本」をテーマとしながらも、ここで聴かれる音は紛れも無くモダンなジャズ。日野晧正のミュート・トランペット、琴のアンサンブルも極上ですが、やはり主役は白木秀雄のドラム。私が語るのもある意味失礼ですが、上手いです(当たり前)!波のようなうねりと、音色ではないどこかで和を感じさせるドラミング。リズム好きは特に必聴です。

 こちらが試聴です。私的おすすめは、やはりタイトルにもなっている「和=日本」を象徴するこの曲をジャズアレンジで聴かせる琴とドラムのアンサンブルがスリリングに冴え渡る「さくらさくら」1、出だしの琴からモダンでスピーディーなジャズに展開する「山中節」3、これは完全に「和」と「洋」の融合!実に刺激的なスイングしたジャズで一押し!「祭りの幻想」4、洗練された和声と引きどころ押しどころをわきまえた演奏がカッコイイ「諏訪」6曲目です。

 この白木秀雄、幼少期は神田ばやしの和太鼓に親しんでいたのだそうです・・・
 2006年頭に紙ジャケット仕様の限定盤としてリイシューされたと聞き、「そういえば白木秀雄ってちゃんと聴いた事は無かったよなぁ」と即買いしました。

 白木秀雄(ds)以外のメンバーは、今では日本ジャズ界の帝王となっている(?)若き日の日野晧正(tp)、村岡建(ts、ss、fl)、世良譲(p)、栗田八郎(b)のクインテットに、邦楽界の重鎮となられた「スリー琴ガールズ」^^野坂恵子、白根絹子、宮本幸子(琴)を加えた8名です。

 興味のある方はヨーロピアン・ジャズを代表するレーベルの1つSABA(サバ)→社名変更でMPS(ムジーク・プロダクチオンシュヴァルツヴァルト)の音源捜してみてください。最近ではDJがMPSの音源をリミックスしたものなんかもリリースされています。

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