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ダブリー 『ONE/THREE』

ダブリー 『ONE/THREE』 に関するレビュー・試聴・情報を紹介しています。
 当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は音楽ランキング上位にたくさんあります。      2006/12/09(土)
ダブリー『One-Three』

DABRYE 『ONE/THREE』

 私の中で今日の1枚がヒップホップとテクノ/エレクトロニカのちょうど中間点。どちらサイドの方にもオススメ!シンプルなのだけれどじわじわ気持ち良くなる、ミニマル感覚のインスト・ヒップホップを紹介したいと思います。ダブルリーチじゃございません(笑)。

 プレフューズ73(当サイト内記事→プレフューズ73)の正統後継とも称されるデトロイト出身の天才肌プロデューサー/DJ、Tadd Mullinix(タッド・マリニックス)のHIPHOPでの名義がこのDABRYE(ダブリー)。今日の1枚はDABRYE名義では1stとなる2001年のアルバム『ワン/スリー』、Ghostly Internationalレーベルからのリリースです。

 ヒップホップとしては比較的地味ながら、実にいろんな音楽を聴かせてくれるアーティストです。リズムのバリエーションも豊富で音使いも絶妙。私の知るインストモノの中では、この『ONE/THREE』はトップクラスのクオリティーです。グリッチーな音もあったりと電子音主体ですが、要所要所に印象的な生音を入れており、グルーヴは人の感触が残ったものでほのかにジャズっぽくもあります。実にオススメの1枚!

 こちらが→試聴←です。私的おすすめは、ゆったりサックスと無駄に太い(^^)ベースがアンバランスでたまらない「The Lish」1、ひんやりとした音使いで抽象的な「We've Got Commodity」2、滑らかな上モノの下でベースラインとリズムがスパイスになっている「With A Professional」3、実に地味(メロディーの変化なし!)ながらギターっぽい音色とグルーヴだけで惹きつける5、メカニカルでテクノな印象も受ける「Hyped-Up Plus Tax」7、グリッチまじりの電子音飛び交う「So Scientific」9曲目です。

 ぜひTadd Mullinixの天才的なリズムと音色のバランス感覚をお楽しみください・・・
 当アルバム『ONE/THREE』から8曲目「Smoking The Edge」のビデオクリップをご覧いただきましょう。ミニマルながら小気味良く変化していくトラックです。


 ついでに時間のある方はTadd Mullinix(DABRYE)のDJプレイも、ダイジェストでご覧ください。MC Kadenceと組んだ2006年のライブ映像のようです。


 Tadd Mullinixという人は実に多芸な人でもあります。IDMから踊れるディスコ風、クリック・ハウス、ラガ、ヒップホップ・・・。リズムの引き出しが非常に多いアーティストです。先にも書きましたが、今作でもところどころにジャズっぽさを感じたりもします。しかも髪型はコロコロ変わりますが、かなりイケメン。あっ関係ないか。

 今日はHIPHOPサイドのDABRYEでしたが、Tadd Mullinixは他の名義もいずれ紹介したいと思います。

 ちなみにダブリーとしてのオフィシャルサイトはこちら。軽くおどろおどろしいサイトですが、壁紙ダウンロードや、全曲ではないのですが他の作品の試聴もありますので、DABRYEに興味をもたれた方はぜひ!→DABRYE ゴーストリー・インターナショナルのレーベルサイトはこちら。→Ghostly International アルバムから重要曲を抜き出した12インチ『Selections One / Three』は長めに試聴できます。→『Selections One / Three』試聴

 DABRYEの音源はHMVでも全曲試聴可です。


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